🧭 はじめに:あなたの国で流行ってない=世界的にオワコン、ではない
「今どき、Likeeで動画なんて誰が見るの?」
もしそう思ってたら、ちょっと待って。
日本やアメリカ、ドイツあたりでは、確かにLikeeはもう誰も話題にしない。
でも世界を見渡すと、まだしっかり活躍してるエリア、あるんです。
ブランドを海外展開したい人、越境ECをやってる人、
グローバルインフルエンサーとのコラボを狙ってる人なら、
この「穴場のプラットフォーム」をスルーするのは正直もったいない。
今日は、「どの国でLikeeがまだ生きてるのか?」「どこにチャンスがあるのか?」を、実際のプレイヤー目線でサクッと解説します。
1. 🇮🇳 インド:政府にブロックされても、裏で使われてる
2020年、インドではTikTokやLikeeを含む多くの中国系アプリが政府によって禁止されました。
でも、Tier 2〜3(地方都市や小規模都市)のユーザーたちは…
VPNを使ってLikeeを今でも使ってるんです。
主に使われているのは、コメディ系・ローカル言語のリップシンク動画・ドラマ仕立ての編集動画など。
⚠️注意:広告配信は非推奨。でも、地元の言語・文化を理解しているマイクロインフルエンサーと組んで、UGCで攻めるのはアリ。
2. 🇧🇷 ブラジル:実はTikTokだけじゃない。Likeeもしぶとく残ってる
ブラジルのZ世代はTikTokが大好き。でもそれだけじゃない。
地方都市を中心に、Likeeを“サブの遊び場”として使っている層が一定数存在しています。
Likeeにはゲーム的要素がある(コイン、ランク、チャレンジなど)から、
「見るだけ」じゃなく「参加して楽しめる」要素があるんです。
一部のインフルエンサー曰く:
「TikTokでは再生数は出るけど、Likeeの方がコメントやリアクションは濃い。」
✅ 特に、コスメ・日用品・お菓子系ブランドにおすすめ。
ローカルミドルクラスのインフルエンサーと組めば、低コストで深いリーチが取れる。
3. 🇮🇩 インドネシア:ジャカルタ以外ではLikee、まだまだ現役
インドネシアの地方部(ジャワ島・スマトラ島・バリ島など)では、
通信環境が不安定な中でも快適に使える軽量アプリとして、Likeeはまだ支持されています。
- アプリが軽い
- データ通信の消費量が少ない
- 古いAndroidでもサクサク動く
スラバヤで展開しているローカルスキンケアブランドが、Likeeで動画広告を出したら…
Instagramの3倍のROIが出たとの報告もあります。
💡 決済手段としては、GoPay、ShopeePay、プリペイド式モバイル残高などが一般的。
4. 🇷🇺 ロシア&旧ソ連圏:静かに、でも確実に生きてる市場
モスクワやサンクトペテルブルクではほぼ見かけませんが、
地方都市やカザフスタン・ウズベキスタン・ベラルーシなどでは、今でもLikeeが使われています。
人気コンテンツは:
- DIY
- 料理・スイーツ
- ママ系・育児系ライフスタイル
特にアフィリエイトやリセールに取り組むなら、TikTokよりもLikeeの方が刺さるジャンルもあるとか。
5. 🇪🇬 エジプト&北アフリカ:Z世代を中心にジワジワきてる
エジプト、モロッコ、アルジェリアでは、13〜25歳の若年層が
「観る専門」としてLikeeを使っているケースが増えています。
彼らはオリジナル投稿は少ないけど、閲覧・コメント・シェアが活発。
面白いのは、アラビア語ハッシュタグがTikTokよりも早くトレンド入りする傾向にあること。
ローカル語字幕付きの動画で、dropshippingやビューティー系商材をテストするには良い土壌。
6. ❌ Likee、もうやらなくていい国はここ
以下の国では、Likeeはすでに「やっても意味ない」レベル。
- 🇺🇸 アメリカ → 使ってる人いない。完全にTikTok一強。
- 🇫🇷 フランス → 動きゼロ。
- 🇯🇵 日本 → 存在すら忘れられてる。
- 🇬🇧 イギリス → 死にアプリ化。
- 🇨🇦 カナダ → 若者は全員ReelsかTikTokに移行済。
🔥 ここで「Likeeで一発逆転!」とか狙わない方がいい。マーケットがもう存在してません。
🧠 まとめ:Likeeは終わってない。目の付け所次第で「まだ使える」
LikeeはTikTokの後追いに失敗したけど、
“完全に終わった”わけじゃない。
東南アジア・中南米・旧ソ連・北アフリカなど、
スマホスペックが低かったり、通信環境が不安定だったりする地域では、
今でも**「軽くて使いやすい動画アプリ」として一定のニーズがある**。
▶ 低予算でローカル市場をテストしたい
▶ ニッチな市場を攻めたい
▶ ローカルクリエイターとコラボして地味に広げたい
そんな人にとって、Likeeは意外とコスパのいい戦場になるかもしれません。
でも、やり方は超重要:
✅ 最初から大金突っ込まない
✅ 現地の決済・言語・文化をちゃんとリサーチ
✅ Adsより先に、コンテンツと人脈で攻める
✅ 小さく始めて反応見てからスケール
このゲームの真理?
うるさいプラットフォームが一番効くとは限らない。