Tmallに出店したり、WeChatで広告を打ったり。それだけで中国市場を攻められると思っていませんか?
今の時代、本当にモノが売れるのは「信頼」から始まります。そして、その信頼が生まれる場所が Rednote(小紅書) なんです。
インスタっぽいけど、Pinterestっぽくて、Amazonレビューみたいな信憑性。だけど全部中国ローカルな感覚で成り立ってる、今いちばん注目すべき「信頼型SNS」です。
1️⃣ Rednoteってどんなプラットフォーム?
Rednote(小紅書)は、
- ライフスタイル特化のSNS
- 検索されるためのコンテンツが中心
- 中国のZ世代・ミレニアル女性がメインユーザー
「検索される」ってところがポイント。
ユーザーはRednoteで「この商品どう?」「使ってる人の感想は?」を調べてから購入を検討する。
そして人気になるのは「本音レビュー」「素人感あるリアルな投稿」。
2️⃣ なぜ日本ブランドにRednoteが必要?
日本製品=高品質・安心・シンプル。これは中国での強みです。
でも、誰もあなたのブランドを知らなければ意味がない。
中国の消費者はまずRednoteで調べます。
- 本当に日本製?
- 中国ユーザーが使ってる?
- 使用感は?
Rednoteに投稿がなければ、「存在しない」のと同じ。
3️⃣ どんな投稿がバズる?
✅ 開封レビュー(Unboxing)
✅ 実際に使ってみた体験談
✅ 「失敗からのおすすめ」みたいなストーリー投稿
✅ 日本vs中国の比較レビュー
✅ How to系(例:この化粧水、3日間でこう変わった)
重要なのは、編集しすぎないこと。iPhoneで撮ったナチュラルな動画で十分。
4️⃣ インフルエンサー(KOL)との協業:ミクロが効く
有名人はいりません。
必要なのは、
- フォロワー3,000~50,000人のマイクロKOL
- スキンケア、ママ、オーガニック、留学経験など特化型ジャンル
- コメント返信や交流を大事にする人
初めは5人〜10人くらいに絞って試し、反応を見て拡大がベストです。
5️⃣ 日本にいながら始める方法
🎯 ステップ:
- 中国在住のマイクロKOLをリサーチ
- DHL等で商品サンプルを送る
- ストーリー重視のブリーフィング(例:日本人が使う理由など)
- 投稿後の反応を分析
- 反応がよかった投稿を広告ブースト
- Tmall GlobalやWeChatショップに流入させる
6️⃣ よくあるNG例
❌ インスタ投稿をそのまま中国語訳して使う
❌ 投稿して終わり、コメント放置
❌ 一発キャンペーンで終わらせる
❌ 日本的すぎて中国ユーザーが共感できない内容
✅ 正解:
- 中国ユーザー目線の課題解決コンテンツ
- ストーリー性、リアルさ、共感性
- コメント欄の丁寧な対応
✨ 最後にひとこと
中国のSNSは「信用経済」です。
Rednoteはその最前線。広告よりも、1つのリアルなレビューの方が何倍も効く。
ブランドを“売る”のではなく、“語ってもらう”仕組みを作る。
いま、1本の投稿が、未来のブランド価値を決める。